フィラリア症って?

暖かく気持ちの良い季節がやってきました。

こんな季節は外でゆっくりお散歩も楽しいですね。

しかし、気温が暖かくなると出てくるのが「蚊」です。

今回はこの蚊から移る感染症、フィラリア症についてのお話です。

 

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フィラリア症って何?

フィラリアとは、別名犬糸状虫と呼ばれる寄生虫の名前です。

フィラリアの幼虫は蚊の体内で成長していて、蚊がわんちゃんを刺したときにわんちゃんの体内(皮膚や筋肉)に入ってきます。

この幼虫の頃は蚊の体内に入っている位ですからとても小さく、顕微鏡でやっと見える程の大きさです。

 

2~3ヶ月わんちゃんの皮膚や筋肉の中で成長をする幼虫。

 

その間は、何も症状を示さないわんちゃんが多く、飼い主さんも全く気づきません。

その間どんどん成長したフィラリアの幼虫は、今度は血管に入り込み、血液の流れに乗って心臓に向かいます。ここで半年位かけて成虫になります。

成虫になった頃にはそうめんに似た大きさ、形になり、ニョロニョロとこれらが心臓や血管などに存在することで循環が悪くなり、咳や運動をしたがらない、息がゼーゼーいう、お腹が張ってくる(腹水による)、血尿がでるなどの症状がでてきます。

つまり、症状が出てきた頃にはすでに感染からずいぶん経過していることが多いのです。

 

更にこの成虫は、ミクロフィラリア呼ばれるフィラリアの赤ちゃんをたくさん産み、わんちゃんの血液の中はフィラリアの幼虫だらけになってしまいます。

このような状態になったわんちゃんの血液を蚊がまた吸いにきて、蚊の体内に幼虫がとりこまれ、その蚊が別のわんちゃんを刺すことによってどんどん広まっていきます。

 

 

どう対応すればいいの?

もっとも大切なことはフィラリア症に感染しないよう予防をすることです。

フィラリア症は適切な予防をすれば感染しません。

予防の方法は簡単で、蚊がでてきた月から毎月予防薬を投与し、蚊が見られなくなった月の翌月まで続けます。

 

どうして蚊が見られなくなったのに翌月まで投与する必要があるのかというと、この予防薬は実は蚊に刺されなくなるためやフィラリアに感染しなくなるための薬ではなく、蚊に刺されてわんちゃんの体内に感染してしまったフィラリアの幼虫を一ヶ月分さかのぼってまとめて駆虫する薬だからです。

そのため、蚊がいなくなったからといってその月の投薬をやめてしまうと、まだ蚊がいた前の月に感染したフィラリアが駆虫されずにわんちゃんの体内に残り、成長してしまうことがあります。

 

予防薬のタイプは、錠剤や粉薬、皮膚に滴下するスポットタイプまで様々あり、毎月投与できない場合には注射薬もありますので、わんちゃんの性格や飼い主さんの都合なども合わせて動物病院で相談してください。

また、フィラリア症に感染していることに気づかずに予防薬を投与することはとても危険です。投与したはずがうまく薬を飲めていなかったり、冬の間でも暖かい室内で蚊に刺され感染することもあるので、毎年予防薬を投与する前に必ずフィラリアの検査をして、感染していないことを確認してからの投与をおすすめします。

検査はわんちゃんの血液ですぐに確認できます。

 

まだフィラリア予防薬が普及していなかった頃はたくさんのわんちゃんがこの病気で苦しみ亡くなっていました。

きちんと予防すれば防げる病気です。検査と予防をしっかりして、大切な家族を守りましょう。

 

クローバー動物病院

獣医師 後藤類先生


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